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酔古堂剣掃 / 集醒・最も憐れむべきは浪子の白頭

極難處是書生落魄,最可憐是浪子白頭。

新字:極難処是書生落魄,最可憐是浪子白頭。

書き下し

極めて難き處は是れ書生の落魄、最も憐れむべきは是れ浪子の白頭。

現代語訳

もっともつらいのは、学問をした人が落ちぶれることです。もっとも哀れなのは、放蕩者が白髪頭になることです。

解説

人生の二つの悲哀を、短く対にして示した一則です。書生は学問を修めた人、落魄は落ちぶれて志を得ないことです。学問を身につけながら世に用いられず、貧しく暮らすのは、学んだ分だけ自尊心も苦しみも大きく、もっともつらいことだと言います。浪子は若いころに遊び暮らした放蕩者です。その放蕩者が白髪頭になり、何も築かないまま老いを迎えるのは、もっとも哀れなことだというのです。前者には同情が、後者には戒めが込められています。若いうちは時間が無限にあるように思えますが、気づけば白髪になっています。学んだことを生かす道を探り、遊びに流されずに日々を積み重ねることの大切さを、改めて感じさせる言葉です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

不遇惜陰無常学問老い

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