古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集醒・先に淡く後に濃きは交友の道

先淡後濃,先疏後親,先遠後近,交友道也。

書き下し

先に淡く後に濃く、先に疏く後に親しく、先に遠く後に近きは、友に交はるの道なり。

現代語訳

はじめは淡く後に濃く、はじめは疎く後に親しく、はじめは遠く後に近くなっていくのが、友と交わる道です。

解説

友情の深め方を、淡から濃へ、疎から親へ、遠から近へという三つの対で示した一則です。初めから濃く親しく近い付き合いは、勢いはあっても長続きしません。相手の人柄をよく知らないうちに深入りすると、後で思わぬ失望を味わうこともあります。反対に、はじめは少し距離をとって、時間をかけて相手を知り、徐々に親しくなっていく関係は、途中で壊れにくいものです。『荘子』の君子の交わりは淡きこと水の如しという言葉にも通じます。出会ってすぐに意気投合することもありますが、そのときも焦らず、ゆっくりと関係を育てるほうが、結果として長く深い付き合いになるのではないでしょうか。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

交友信頼淡交処世人情

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る