尚書 / 文侯之命
柔遠能邇,惠康小民
新字:柔遠能邇,恵康小民
書き下し
遠きを柔らげ邇きに能くし、小民を惠康す。
現代語訳
遠くにいる者を懐柔し、近くにいる者とはうまくやり、小さき民を恵み安んじる。
解説
遠くの相手には丁寧に接する一方で、身近な人間関係がおろそかになることは案外多い。外向けの評判ばかり気にして、すぐそばにいる家族や同僚への気配りを欠けば、足元から信頼は崩れていく。さらに、声の届きにくい立場の弱い人たちへの配慮を忘れないことも欠かせない。遠近どちらにも目を配り、力の弱い者を気にかける姿勢が、関係全体を安定させる。
この章句が説くこと
遠近配慮弱者
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孫子・地形篇往くべくして返り難きを、掛と曰う。掛形は、敵に備え無ければ、出でて之に勝つ。敵若し備え有らば、出でて勝たず、返り難くして、不利なり。
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論語・衛霊公篇師冕見ゆ。階に及べば、子曰く、「階なり。」席に及べば、子曰く、「席なり。」皆坐すれば、子之に告げて曰く、「某は斯に在り、某は斯に在り。」師冕出づ。子張問いて曰く、「師と言うの道か。」子曰く、「然り、固より師を相くるの道なり。」
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『墨子』天志下子墨子言いて曰く、天下の亂るる所以の者は、其の説、將に何ぞや。則ち是れ天下の士君子、皆な小に明らかにして大に明らかならざるなり。何を以て其の小に明らかにして大に明らかならざるを知るや。其の天の意に明らかならざるを以てなり。何を以て其の天の意に明らかならざるを知るや。人の家に處る者を以て之を知る。今、人、若の家に處りて罪を得れば、將に猶お異家の以て之を避け逃るる所有らんとす。然も且つ父は以て子を戒め、兄は以て弟を戒めて曰く、「之を戒め之を慎め。人の家に處りて之を戒め之を慎まずして、人の國に處る者有らんや」と。今、人、若の國に處りて罪を得れば、將に猶お異國の以て之を避け逃るる所有らんとす。然も且つ父は以て子を戒め、兄は以て弟を戒めて曰く、「之を戒め、之を慎め。人の國に處る者は、戒め慎まざる可からざるなり」と。今、人、皆な天下に處りて天に事う。天に罪を得れば、將に以て之を避け逃るる所無からんとす。然り而して相い極戒するを以てするを知る莫し。吾れ此を以て大物には則ち知らざる者なるを知るなり。是の故に子墨子言いて曰く、之を戒め之を慎み、必ず天の欲する所を為して、天の惡む所を去れ。
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