尚書 / 呂刑
一人有慶,兆民賴之,其寧惟永
新字:一人有慶,兆民頼之,其寧惟永
書き下し
一人慶び有れば、兆民之に賴り、其の寧きこと惟れ永し。
現代語訳
一人に善い行いがあれば、多くの民がそれを頼りとし、その安らぎは長く続く。
解説
たった一人の善い行いが、思いのほか多くの人の支えになることがある。大きな仕組みや制度がなくても、誰か一人が誠実に事にあたり続けることで、周りの人はそこに寄りかかり、安心して日々を過ごせるようになる。家庭でも職場でも地域でも、その一人になれるかどうかは、地位や肩書きとは関係がない。自分の小さな善行が誰かの拠り所になっているかもしれないと考えてみたい。
この章句が説くこと
善行信頼波及