尚書 / 畢命
政貴有恒,辭尚體要,不惟好異
新字:政貴有恒,辞尚体要,不惟好異
書き下し
政は恒有るを貴び、辭は體要を尚び、惟れ異を好むのみに非ず。
現代語訳
政治は一貫性があることを貴び、言葉は要点をとらえることを尊ぶ。ただ変わったことを好むのではない。
解説
物事は一貫してぶれないことにこそ値打ちがあり、言葉は飾りより要点を突くことが尊ばれるという。方針をころころ変えたり、目新しさだけを狙った言い回しに走ったりすれば、周りは何を信じればよいか分からなくなる。日々の仕事や約束事も同じで、地味でも筋を通し続けることが、結局は信頼につながっていく。奇抜さより着実さを選ぶ判断は、地味に見えて実は勇気のいる選択である。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。
この章句が説くこと
一貫性簡潔奇を衒わない
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