尚書 / 咸有一德
七世之廟,可以觀德。萬夫之長,可以觀政
新字:七世之廟,可以観徳。万夫之長,可以観政
書き下し
七世の廟は、以て徳を観るべし。万夫の長は、以て政を観るべし。
現代語訳
七代にわたって祀られ続ける宗廟を見れば、その家系の徳の厚さが分かる。多くの人々を率いる長を見れば、その政治のあり方が分かる。
解説
何かが長く続いているという事実そのものが、その積み重ねてきたものの質を映し出している。一時の勢いだけでは何代にもわたって支持され続けることはできず、多くの人を束ねる立場が保たれているということは、それだけの信頼が日々積まれてきた証でもある。目先の成果だけでなく、時間の試練に耐えて続いているものにこそ、本当の実力や誠実さが表れると、この一句は示している。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

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