尚書 / 咸有一德
任官惟賢材,左右惟其人
書き下し
官に任ずるには惟れ賢材、左右には惟れ其の人。
現代語訳
官職に人を任じるには賢く才能ある者を選び、側近には(その任にふさわしい)人物を得るべきである。
解説
役割を任せる際に大切なのは、縁故や好み、その場の都合ではなく、実際にその務めにふさわしい能力と人柄を備えているかどうかである。身近に置く相手ほど、耳ざわりの良さだけで選んでしまいがちだが、それでは肝心な判断を誤らせる原因になりかねない。人を選ぶ、あるいは誰と共に働くかを選ぶという場面で、この一句は適材適所という当たり前の原則をあらためて思い出させてくれる。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。
この章句が説くこと
適材適所人選信頼
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