尚書 / 益稷
元首明哉,股肱良哉,庶事康哉
書き下し
元首(げんしゅ)明らかなるかな、股肱(ここう)良きかな、庶事(しょじ)康(やす)きかな。
現代語訳
君主が明晰であれば、それを支える臣下たちも立派になり、あらゆる仕事がうまく治まる。
解説
舜と皐陶が歌を掛け合う場面の一節で、トップの明晰さと部下の働きぶりと物事全体の調子が一続きだと歌う。これは組織の話に限らず、家庭でも部活でも、要となる人がはっきりした考えを持っていると、周りも自然と持ち味を発揮しやすくなるという実感に近い。逆に言えば、自分がどんな立場であれ、自分の明晰さが周囲の動きに影響することを忘れてはならない。良い流れは誰か一人の力ではなく、かみ合いから生まれる。
この章句が説くこと
君臣一体協働明哲
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