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尚書 / 益稷

予違,汝弼。汝無面從,退有後言

新字:予違,汝弼。汝無面従,退有後言

書き下し

予(われ)違(たが)わば、汝(なんじ)弼(たす)けよ。汝、面従(めんじゅう)することなく、退(しりぞ)きて後言(こうげん)あることなかれ。

現代語訳

私が道を誤ったら、あなたたちが正して助けてほしい。私の前では従うふりをして、下がってから陰で不満を言うようなことはしないでほしい。

解説

これは舜が臣下に向けて発した言葉で、上に立つ者自らが「間違えたら指摘してくれ」と求めた点に価値がある。面と向かって賛成しながら、いなくなった途端に不満を漏らす態度は、信頼関係を静かに壊していく。頼まれた側は、その場できちんと意見を言う勇気が要るが、これは上司から部下への依頼に限らず、家族や友人との間でも同じことがいえる。本音を出す場所を後ろに回さない姿勢が、関係を長持ちさせる。

この章句が説くこと

諫言面従腹背信頼

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