尚書 / 皐陶謨
無曠庶官,天工人其代之
書き下し
庶官(しょかん)を曠(むな)しゅうすること無かれ、天工(てんこう)は人(ひと)其(そ)れ之(これ)に代わる。
現代語訳
もろもろの官職を空席のままにしてはならない。その仕事は天の仕事であり、人はそれに代わって行っているにすぎないのだから。
解説
官職や仕事を安易に空席のままにしてはならないと説き、その理由として、その仕事はもともと天の仕事であり人はそれを代行しているにすぎないという発想を示す。自分の仕事を、単なる個人の都合や損得の問題としてではなく、誰かが担わなければ回らない大切な役割の代行として捉え直すと、その重みは変わって見えてくる。空いたままの持ち場は誰かにしわ寄せがいくものであり、自分の持ち場を軽んじないことが、巡り巡って周囲を支えることにつながる。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
庶官天工人代職分
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