尚書 / 大禹謨
克勤于邦,克儉于家,不自滿假
新字:克勤于邦,克倹于家,不自満仮
書き下し
克(よ)く邦(くに)に勤め、克く家に儉(けん)にして、自ら満假(まんか)せず。
現代語訳
よく国事に勤め励み、家では倹約に努め、自らそれで満足しておごり高ぶることがない。
解説
舜が禹の人物を評した三つの条件であり、公の仕事に力を尽くすこと、私の暮らしを慎ましく保つこと、そしてその両方をやり遂げてもなお驕らないことを挙げる。仕事で成果を出しながら日々の暮らしは質素に保ち、それでいて自分の努力を誇示しないという姿勢は、単に有能であること以上に、その有能さとどう付き合うかを問うている。頑張った実感があるときほど、そこで立ち止まらず淡々と続けられるかどうかが人物の器を分ける。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。
この章句が説くこと
勤倹不自満仮禹
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