古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

尚書 / 大禹謨

罪疑惟輕,功疑惟重;與其殺不辜,寧失不經

新字:罪疑惟軽,功疑惟重;与其殺不辜,寧失不経

書き下し

罪の疑わしきは惟(こ)れ軽くし、功の疑わしきは惟れ重くす。其(そ)れ不辜(ふこ)を殺さんよりは、寧(むし)ろ不経(ふけい)を失せよ。

現代語訳

罪があるかどうか疑わしい場合は軽く扱い、功績があるかどうか疑わしい場合は重く評価せよ。無実の者を誤って罰するくらいならば、むしろ定まった法の規定から外れることを選べ。

解説

罪の判断は疑わしきをできるだけ軽く、功績の判断は疑わしきをできるだけ厚く見積もるという、評価の非対称な原則を説く。取り返しのつかない不利益を人に与えることの重さと、多少寛大に評価しすぎることの軽さとを比べれば、前者を避けることの方がはるかに大切だという発想である。誰かを叱ったり評価を下げたりする場面では、疑わしい証拠だけで断罪してしまわないよう、常に慎重さの側に重心を置く姿勢が求められる。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

罪疑惟軽功疑惟重不辜

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る