尚書 / 舜典
詢于四岳,闢四門,明四目,達四聰
書き下し
四岳(しがく)に詢(と)い、四門を闢(ひら)き、四目を明らかにし、四聰(しそう)を達す。
現代語訳
四方の重臣たちに広く意見を尋ね、四方の門を開き、四方をよく見る目を明らかにし、四方によく聞こえる耳を届かせた。
解説
情報を独占せず、四方に向けて門を開き、目や耳を隅々まで行き届かせることで、実情が正しく伝わる仕組みを作った故事である。人は立場が上がるほど、自分に都合の良い情報しか届かなくなりやすい。意識して間口を広げ、様々な立場の声に耳を傾け、直接見に行く機会を持たなければ、実情から遠ざかっていることにすら気づけなくなる。風通しの良さは、放っておいて生まれるものではなく、自ら作り出すものである。
この章句が説くこと
四門四目四聡情報公開風通し