尚書 / 堯典
靜言庸違,象恭滔天
新字:静言庸違,象恭滔天
書き下し
言(こと)を静(しず)かにすれども庸(もち)うるに違(たが)い、恭(きょう)を象(かたど)れども天を滔(あなど)る。
現代語訳
話す言葉は落ち着いていて立派に聞こえるが、実際に行うところは言葉と食い違っている。うやうやしい態度を装ってはいるが、内心では天の道理をも侮るほど傲慢である。
解説
言葉が巧みで物腰が丁寧でも、実際の行いがそれと一致しない人物を見抜く目の大切さを説く。口先の印象の良さと、実際の行動や成果とは別物であり、うわべの恭しさの裏に強い自己中心性や傲慢さが隠れていることがある。人を評価するときは、話しぶりや態度の良さに惑わされず、実際の言動が一致しているかを見る必要がある。これは相手を疑うためだけでなく、自分自身の言行の一致を省みる鏡にもなる。
この章句が説くこと
静言庸違象恭人物鑑定
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