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尚書 / 君陳

爾尚式時,周公之猷訓,惟日孜孜,無敢逸豫。

新字:爾尚式時,周公之猷訓,惟日孜孜,無敢逸予。

書き下し

爾尚はくは時の周公の猷訓に式(のっと)り、惟れ日に孜孜として、敢へて逸豫すること無かれ。

現代語訳

汝はどうかこの周公のはかりごとと教えを手本とし、日々たゆまず努めて、あえて怠け楽しむことがあってはならない。

解説

王は君陳に、周公のはかりごとと教えを手本とし、日々「孜孜」として、つまりたゆまず努め、決して安逸に流れてはならないと命じる。「孜孜」は休まず励むさまを表す語で、のちに勤勉を表す成語として広く用いられた。前任者の方針を受け継ぐことは、形だけ残すことではなく、その精神を日々の地道な努力で実践し続けることだと示している。仕組みや手順は受け継いでも、それを動かす熱意が薄れれば組織は衰える。毎日の小さな勤めを怠らないことが、先人の遺した事業を生かし続ける唯一の道であると教える句である。本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

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