尚書 / 君陳
爾尚式時,周公之猷訓,惟日孜孜,無敢逸豫。
新字:爾尚式時,周公之猷訓,惟日孜孜,無敢逸予。
書き下し
爾尚はくは時の周公の猷訓に式(のっと)り、惟れ日に孜孜として、敢へて逸豫すること無かれ。
現代語訳
汝はどうかこの周公のはかりごとと教えを手本とし、日々たゆまず努めて、あえて怠け楽しむことがあってはならない。
解説
王は君陳に、周公のはかりごとと教えを手本とし、日々「孜孜」として、つまりたゆまず努め、決して安逸に流れてはならないと命じる。「孜孜」は休まず励むさまを表す語で、のちに勤勉を表す成語として広く用いられた。前任者の方針を受け継ぐことは、形だけ残すことではなく、その精神を日々の地道な努力で実践し続けることだと示している。仕組みや手順は受け継いでも、それを動かす熱意が薄れれば組織は衰える。毎日の小さな勤めを怠らないことが、先人の遺した事業を生かし続ける唯一の道であると教える句である。本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。
関連する章句
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尚書・君陳王若(かく)のごとく曰く、「君陳よ、惟れ爾令徳にして孝恭なり。惟れ孝にして、兄弟に友に、克く有政に施す。汝に命じて茲の東郊を尹(をさ)めしむ、敬せよや。昔周公万民を師保し、民其の徳を懐く。往きて乃の司を慎み、茲に厥の常に率へ。懋めて周公の訓を昭らかにせば、惟れ民其れ乂まらん。我聞く、曰く、
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尚書・君陳上の命ずる所に違ひて、厥の好む攸に従ふ。爾克く典を敬し徳に在らば、時れ乃ち変ぜざる罔く、允に大猷に升らん。惟れ予一人、多福を膺受せん。其れ爾の休、終に永世に辞有らん。」
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尚書・君陳爾其れ戒めよや。
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尚書・君陳爾に嘉謀嘉猷有らば、則ち入りて爾の后に內に告げ、爾乃ち之に順いて外に行え。
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尚書・君陳厥の修むるを簡び、亦其の或いは修めざるを簡べ。厥の良を進め、以て其の或いは良ならざるを率ゐよ。
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尚書・周官功の崇きは惟れ志、業の廣きは惟れ勤。
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