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尚書 / 旅獒

嗚呼!夙夜罔或不勤,

書き下し

嗚呼(ああ)、夙夜或いは勤めざること罔かれ、

現代語訳

ああ、朝早くから夜遅くまで、勤めないことが決してあってはならない。

解説

旅獒篇の結びに近い一句で、この後に「細行を矜まずんば、終に大徳を累はさん。山を為ること九仞、功一簣に虧く」という有名な句が続く。朝から晩まで怠らず勤めよという言葉は、小さな行いの積み重ねこそが大きな徳を支え、最後のひと籠の土を怠れば九仞の山も完成しないという教えへの前置きとなっている。召公が勝利の直後の武王に向けてこれを説いたことに意味があり、事が成った時こそ緩みやすいという戒めである。大きな成果を上げた後も、日々の務めを変わらず続けることが、積み上げたものを守る唯一の道であることを教える。本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

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