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呻吟語 / 外篇・詞章・牽合附會

漢宋諸儒不生,則先聖經旨後世誠不得十一,然以牽合附會而失其自然之旨者,亦不少也。

新字:漢宋諸儒不生,則先聖経旨後世誠不得十一,然以牽合附会而失其自然之旨者,亦不少也。

書き下し

漢宋の諸儒生まれずんば、則ち先聖の經旨は後世誠に十一をも得ざらん。然れども牽合附會して其の自然の旨を失ふ者も、亦た少なからざるなり。

現代語訳

漢と宋の儒者たちが生まれなければ、先聖の経の趣旨は後の世に本当に十分の一も得られなかったでしょう。しかしこじつけて自然な趣旨を失わせたものも、少なくありません。

解説

注釈の功罪を、両方認めます。漢宋の儒者がいなければ経の趣旨は十分の一も伝わらなかった。その功績は大きい。しかしこじつけて自然な趣旨を失わせたものも少なくない。前の段で解釈の限界を述べた後に置かれることで、注釈を全否定しない構えが示されます。感謝と批判を同時に述べた、公平な一段になっています。感謝と批判を同時に述べた、公平な一段です。

この章句が説くこと

漢宋注釈功罪こじつけ公平

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