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呻吟語 / 外篇・詞章・疏狂の人は豪興多し

疏狂之人多豪興,其詩雄,讀之令人灑落,有起懦之功。

新字:疏狂之人多豪興,其詩雄,読之令人灑落,有起懦之功。

書き下し

疏狂の人は豪興多し。其の詩は雄なり。之を讀めば人をして灑落せしめ、懦を起こすの功有り。

現代語訳

粗く狂う人には豪快な興が多い。その詩は雄々しい。読めば人をさっぱりさせ、弱さを奮い立たせる働きがあります。

解説

人の性質と詩風と読後の効果を、三つ組で示します。粗く狂う人は豪快な興を持ち、詩は雄々しく、読めばさっぱりして弱さが奮います。欠点とされがちな粗さが、詩においては長所になるわけです。次の段で、別の三つの型が同じ形で並べられます。詩の効用を、作者の性質から説き起こす分類になっています。欠点とされがちな粗さが、詩では長所になります。次の段で、別の三つの型が同じ形で並びます。

この章句が説くこと

疏狂豪興灑落起懦

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