呻吟語 / 外篇・詞章・詩詞文賦
詩、詞、文、賦,都要有個憂君愛國之意,濟人利物之心,春風舞雩之趣,達天見性之精;不為贅言,不襲餘緒,不道鄙迂,不言幽僻,不事刻削,不徇偏執。
新字:詩、詞、文、賦,都要有個憂君愛国之意,済人利物之心,春風舞雩之趣,達天見性之精;不為贅言,不襲余緒,不道鄙迂,不言幽僻,不事刻削,不徇偏執。
書き下し
詩・詞・文・賦は、都て個の君を憂ひ國を愛するの意、人を濟し物を利するの心、春風舞雩の趣、天に達し性を見るの精有るを要す。贅言を為さず、餘緒を襲はず、鄙迂を道はず、幽僻を言はず、刻削を事とせず、偏執に徇はず。
現代語訳
詩も詞も文も賦も、すべて君を憂え国を愛する意、人を救い物を利する心、春風のなか雩壇に舞う趣き、天に達し性を見る精しさがあることが必要です。余計な言葉を書かず、人の残りを踏襲せず、卑しく迂遠なことを言わず、奥まって偏ったことを言わず、削り磨くことに凝らず、偏った執着に従いません。
解説
文章に求めるものを四つ、避けるものを六つ挙げます。求めるのは、憂国、利物、春風のような趣き、そして天と性への精しさ。避けるのは、冗長、他人の踏襲、卑俗、奇矯、技巧偏重、偏執です。積極と消極の両面から基準が示されており、詞章篇の実際的な心得として使える一段になっています。積極と消極の両面から、基準が示されています。心得として、そのまま使える一段になっています。
この章句が説くこと
詩文四要六戒憂国技巧
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