呻吟語 / 外篇・廣喻・軋頭才かに轉ずれば緊く杆を蹬む
鑽腦既滑忙扯索,軋頭才轉緊蹬杆。
新字:鑽脳既滑忙扯索,軋頭才転緊蹬杆。
書き下し
鑽腦既に滑らかならば忙しく索を扯き、軋頭才かに轉ずれば緊く杆を蹬む。
現代語訳
錐の先が滑らかに入り始めたら急いで紐を引き、圧搾機の頭が回り始めたら力を込めて棒を踏みます。
解説
二つの作業で、動き出した瞬間に力を加えよと示します。錐が入り始めたら紐を急いで引き、圧搾機が回り始めたら棒を強く踏む。どちらも動き出すまでが難しく、動き出せば加速できます。機を捉えることの具体例で、前に出てきた、天理の初念はすぐやれという段とも通じる働きかけの呼吸になっています。機を捉えることの、具体的な呼吸が示されます。
この章句が説くこと
錐圧搾機加速呼吸
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