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呻吟語 / 外篇・廣喻・我は自ら是れ等子を定むる底の人

人間等子多不准,自有准等兒,人又不識。我自是定等子底人,用底是時行天平法馬。

新字:人間等子多不准,自有准等児,人又不識。我自是定等子底人,用底是時行天平法馬。

書き下し

人間の等子は多く准ならず。自ら准なる等兒有るも、人又た識らず。我は自ら是れ等子を定むる底の人なり。用ふる底は是れ時行天平法馬なり。

現代語訳

世間の秤は多くが正確ではありません。正確な秤もありますが、人はそれを見分けられません。私は自分で秤の基準を定める者です。使っているのは今も通用する天秤と分銅です。

解説

世の秤が狂っていることを指摘したうえで、自分の立場を示します。基準を定める側だ、と。ただし独自の基準ではなく、今も通用する天秤と分銅を使うとされます。新奇な尺度を持ち出すのではなく、正しい標準器に拠るということです。判断の基準について、自分の姿勢を述べた珍しい一段になっています。新奇な尺度ではなく、正しい標準器に拠る構えです。判断の基準について、自分の姿勢を述べています。

この章句が説くこと

基準標準狂い天平

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