呻吟語 / 外篇・廣喻・鱉は思ひて生ず
鳥孚生,氣化也。鱉思生,神化也。
新字:鳥孚生,気化也。鱉思生,神化也。
書き下し
鳥は孚して生ずとは、氣化なり。鱉は思ひて生ずとは、神化なり。
現代語訳
鳥が卵を抱いて孵るのは、気による化です。すっぽんが思うことで生まれるのは、神による化です。
解説
前の段に続けて、二つの例を加えます。鳥が卵を温めて孵すのは気による化で、接触があります。すっぽんが思うだけで生まれるという伝承は、神による化で、接触がありません。三つの例が並ぶことで、言葉、気、神の順に手が減っていくのが分かります。教化の理想を、繁殖の様子になぞらえた一段になっています。教化の理想を、繁殖の様子になぞらえています。
この章句が説くこと
孵化気化神化接触繁殖
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