呻吟語 / 外篇・廣喻・外撓む可きが若きは
陽主動,動生燥,有得於陽,則袒裼可以臥冰雪,陰主靜,靜生寒,有得於靜,則盛暑可以衣裘褐。君子有得於道焉,往如不裕如哉?外若可撓,必內無所得者也。
新字:陽主動,動生燥,有得於陽,則袒裼可以臥冰雪,陰主静,静生寒,有得於静,則盛暑可以衣裘褐。君子有得於道焉,往如不裕如哉?外若可撓,必内無所得者也。
書き下し
陽は動を主る。動けば燥を生ず。陽に得る有らば、則ち袒裼して以て冰雪に臥す可し。陰は靜を主る。靜なれば寒を生ず。靜に得る有らば、則ち盛暑にも裘褐を衣る可し。君子は道に得る有らば、往くとして裕如たらざる如きあらんや。外撓む可きが若きは、必ず內に得る所無き者なり。
現代語訳
陽は動を主り、動けば乾きを生じます。陽を得たものがあれば、肌脱ぎで氷雪の上に臥せます。陰は静を主り、静なれば寒さを生じます。静を得たものがあれば、真夏でも毛皮や粗布を着られます。君子が道を得ていれば、どこへ行ってもゆったりしていないことがあるでしょうか。外から揺さぶられるように見えるのは、必ず内に得たものが無い者です。
解説
陽と陰を得た者の極端な例を、二つ挙げます。氷雪に肌脱ぎで臥し、真夏に毛皮を着る。どちらも外の条件に左右されない状態です。そして君子が道を得た場合に重ねられます。最後の一句が判定で、外から揺さぶられるのは内に得たものが無いから。外の環境ではなく、内の状態で決まると示された一段です。外の環境ではなく、内の状態で決まるという判定です。
この章句が説くこと
陰陽外条件不動内判定
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