呻吟語 / 外篇・廣喻・一たび口を開き身を動かせば
無涵養之功,一開口動身便露出本象,說不得你有灼見真知;無保養之實,遇外感內傷依舊是病人,說不得你有真傳口授。
新字:無涵養之功,一開口動身便露出本象,説不得你有灼見真知;無保養之実,遇外感内傷依旧是病人,説不得你有真伝口授。
書き下し
涵養の功無くんば、一たび口を開き身を動かせば便ち本象を露出す。你に灼見真知有りと說き得ず。保養の實無くんば、外感內傷に遇へば依舊として是れ病人なり。你に真傳口授有りと說き得ず。
現代語訳
涵養の功が無ければ、ひとたび口を開き身を動かせば、すぐ本来の姿が露わになります。あなたに確かな見識と真の知があるとは言えません。保養の実が無ければ、外からの邪気や内の傷に遭えば、やはり病人です。あなたに真の伝授や口伝があるとは言えません。
解説
学問と養生を、同じ形で並べます。涵養が無ければ口を開いた瞬間に地が出て、保養が無ければ病に遭えば倒れる。どちらも、知識や口伝があっても実が無ければ意味がありません。試される場面が来れば分かってしまうということです。前に出てきた、火にかけなければ純金に見えるという段と同じ構図になっています。試される場面が来れば、分かってしまうのです。
この章句が説くこと
涵養保養露出実試される
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