呻吟語 / 内篇・修身・話の中の涵養
學者說話要簡重從容,循物傍事,這便是說話中涵養。
新字:学者説話要簡重従容,循物傍事,這便是説話中涵養。
書き下し
學者話を說くには簡重從容たるを要す。物に循ひ事に傍ふ、這れ便ち是れ話を說く中の涵養なり。
現代語訳
学ぶ者が話をするときは、簡潔で重く、ゆったりしているべきです。物に沿い事に即して話す。それが話し方の中の養いです。
解説
養いは静かに座る時間の中にあるのではなく、話している最中にもあるという一段です。条件は四つで、簡潔、重い、ゆったり、そして物と事に即していること。最後の条件が肝で、思いつきや感想ではなく、目の前の物や事に沿って話す。これだけで話の質は変わります。修養を特別な時間から日常の会話へ引き下ろす、この書らしい実際的な指示です。
この章句が説くこと
話し方簡潔従容涵養即物
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