呻吟語 / 外篇・廣喻・新屨を曳く者
曳新屨者,行必擇地。苟擇地而行,則屨可以常新矣。
新字:曳新屨者,行必択地。苟択地而行,則屨可以常新矣。
書き下し
新屨を曳く者は、行くに必ず地を擇ぶ。苟しくも地を擇びて行かば、則ち屨は以て常に新たなる可し。
現代語訳
新しい履物を履いている者は、歩くのに必ず場所を選びます。もし場所を選んで歩き続ければ、履物は常に新しいままでいられます。
解説
新しい履物を履いたときの用心を、そのまま続けよと言います。誰でも最初は泥を避けますが、汚れ始めると気にしなくなります。だから選び続ければ新しいままでいられる、と。行いや評判も同じで、一度汚れたと思うと投げやりになりがちです。最初の慎みを続けることの効果を、身近な例で示した一段になっています。最初の慎みを続けることの効果が、示されます。
この章句が説くこと
新履場所選び継続慎み汚れ
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