呻吟語 / 外篇・廣喻・百枝の束は原を燎く
一薪無燄,而百枝之束燎原;一泉無渠,而萬泉之會溢海。
新字:一薪無燄,而百枝之束燎原;一泉無渠,而万泉之会溢海。
書き下し
一薪に燄無くして、百枝の束は原を燎く。一泉に渠無くして、萬泉の會は海に溢る。
現代語訳
一本の薪に炎は無くても、百本の束は野原を焼きます。一つの泉に水路は無くても、万の泉が集まれば海に溢れます。
解説
個々には力の無いものが、集まれば大きな働きをすると示します。薪一本に炎は無く、泉一つに流れはありません。しかし百本、万か所が集まれば野を焼き海を満たします。前に出てきた、一人でやるものではないという段と同じ主張で、こちらは自然の像で示されています。数の効果の、良い側を扱った一段です。数の効果の、良い側を扱った一段になっています。
この章句が説くこと
薪泉集合力数
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