呻吟語 / 外篇・廣喻・看るは是れ甚麼の醫手ぞ
鉤吻、砒霜也,都治病,看是甚麼醫手。
新字:鉤吻、砒霜也,都治病,看是甚麼医手。
書き下し
鉤吻・砒霜なるや、都て病を治す。看るは是れ甚麼の醫手ぞ。
現代語訳
鉤吻も砒霜も、どちらも病を治します。問題はどんな医者の手かです。
解説
毒草と砒素を、薬として使えると言います。物自体に良し悪しがあるのではなく、扱う者の腕次第だということです。そして問いが医者の側に移されます。前に出てきた、小人を用いるのは毒を制することにあるという段と同じ構図で、こちらは薬物で示されています。何を使うかより誰が使うかという、人材論の比喩になっています。
この章句が説くこと
毒薬医者扱う腕人材使い手
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