呻吟語 / 外篇・廣喻・皆な揠苗の見なり
問卜築者亦然。天下豈有兒不下迫而強自催生之理乎?大抵皆揠苗之見也。
新字:問卜築者亦然。天下豈有児不下迫而強自催生之理乎?大抵皆揠苗之見也。
書き下し
卜築を問ふ者も亦た然り。天下豈に兒の下迫せざるに強ひて自ら催生するの理有らんや。大抵皆な揠苗の見なり。
現代語訳
家の普請の吉凶を尋ねる者も同じです。天下にどうして、子がまだ下りてこないのに無理に産気を催させる理屈があるでしょうか。だいたいみな苗を引き抜く類の考えです。
解説
急かす心を、二つの例で退けます。普請の吉凶を繰り返し尋ねる者と、子がまだ下りていないのに産気を催させようとする者。どちらも時が来ていないのに早めようとしています。そして孟子の、苗を引き抜いて伸ばそうとした男の話に結ばれます。前の旅の三段と合わせて、焦りの無益さが締めくくられた形です。孟子の、苗を引き抜いた男の話に結ばれます。
この章句が説くこと
催促時揠苗無益焦り
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