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呻吟語 / 外篇・廣喻・木を饋る者有り

人有饋一木者,家僮曰:「留以為梁。」余曰:「木小不堪也。」

書き下し

人に一木を饋る者有り。家僮曰く、「留めて以て梁と為さん」と。余曰く、「木小さくして堪へざるなり」と。

現代語訳

ある人が一本の木を贈ってくれました。下働きの子が言いました。取っておいて梁にしましょう。私は言いました。木が小さくて耐えられない。

解説

贈られた一本の木をめぐる問答の始まりです。梁にしようという提案に、小さすぎると答えます。次の段で、今度は棟にという提案が出て、大きすぎると答えることになります。同じ木への正反対の評価が、どう説明されるのかが次に示されます。日常の小さなやり取りから議論を起こす、広喩篇らしい入り方です。日常のやり取りから議論を起こす、入り方です。同じ木への正反対の評価が、次の段で説明されます。

この章句が説くこと

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