呻吟語 / 外篇・廣喻・冰凌は燒けども熟せず
冰凌燒不熟,石砂蒸不黏。
新字:冰凌焼不熟,石砂蒸不黏。
書き下し
冰凌は燒けども熟せず、石砂は蒸せども黏せず。
現代語訳
氷柱は焼いても煮えず、石や砂は蒸しても粘りません。
解説
素材に無いものは、手を加えても出てこないと示します。氷は焼いても煮えず、砂は蒸しても粘らない。火力や手間の問題ではありません。教育や工夫の限界を、物の性質で示した一句です。前に出てきた、木は灰になっても性がそのまま在るという段と同じ立場で、性の不変が別の角度から語られています。火力や手間の問題ではない、ということです。教育や工夫の限界を、物の性質で示した一句です。

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氷砂素材限界性
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