呻吟語 / 外篇・物理・落花に向かひて太息すること莫かれ
莫向落花長太息,世間何物無終盡。
新字:莫向落花長太息,世間何物無終尽。
書き下し
落花に向かひて太息すること莫かれ。世間何物か終盡無からん。
現代語訳
散る花に向かって大きなため息をついてはいけません。世の中に終わりの無いものが何かあるでしょうか。
解説
散る花を惜しむ心を、静かに退けます。理由は一つで、終わりの無いものは世に無いからです。花だけが特別なわけではありません。物理篇の締めくくりに置かれており、これまで観察してきた自然の理が、最後に無常の一句にまとまる形です。嘆くのではなく、当然として受け取る調子になっています。嘆くのではなく、当然として受け取る調子です。物理篇の理が、最後に無常の一句へまとまります。
この章句が説くこと
落花終尽無常当然嘆かない
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