呻吟語 / 内篇・談道・靜中に天地萬物を看れば都て些子無し
靜中看天地萬物都無些子。
新字:静中看天地万物都無些子。
書き下し
靜中に天地萬物を看れば都て些子無し。
現代語訳
静けさの中で天地万物を見れば、どれもわずかなものにすぎません。
解説
十二字の一句です。静かなときに世界を見ると、あれほど大きく見えていたものがどれも些細に映る、と。前に置かれた、静けさの中で欲を見れば正体が映る、という一段の続きに読めます。騒がしさの中では物事が大きく迫ってきますが、静まれば元の大きさに戻る。心の状態が物事の大きさを決めているという、この書に一貫した見方です。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
静万物些少遠近心境
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