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呻吟語 / 外篇・天地・一息の停まる無し

氣化無一息之停,不屬進,就屬退。動植之物其氣機亦無一息之停,不屬生,就屬死,再無不進不退而止之理。

新字:気化無一息之停,不属進,就属退。動植之物其気機亦無一息之停,不属生,就属死,再無不進不退而止之理。

書き下し

氣化は一息の停まる無し。進に屬せざれば、就ち退に屬す。動植の物も其の氣機亦た一息の停まる無し。生に屬せざれば、就ち死に屬す。再び進まず退かずして止まるの理無し。

現代語訳

気の働きには一息の止まりもありません。進んでいなければ、退いています。動植物の気の働きにも一息の止まりがありません。生きていなければ、死んでいます。進みも退きもせず止まっているという理はありません。

解説

止まっている状態は存在しないと言い切ります。進むか退くか、生きるか死ぬか、そのどちらかしかない。現状維持という選択肢が、原理的に無いということです。前に出てきた、途切れれば再開が難しいという段と合わせると、止まっているつもりの時間はすべて退いていることになります。厳しい前提を置いた一段です。止まっているつもりの時間は、すべて退いていることになります。

この章句が説くこと

停止進退生死現状維持原理

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