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呻吟語 / 外篇・物理・渾淪磅礡の氣質

得渾淪磅礡之氣質者,為山河,為巨體之物。得游散纖細之氣質者,為蠛蠓蚊蟻蠢動之蟲,為苔蘚萍蓬藂蔇之草。

新字:得渾淪磅礡之気質者,為山河,為巨体之物。得游散繊細之気質者,為蠛蠓蚊蟻蠢動之虫,為苔蘚萍蓬叢蔇之草。

書き下し

渾淪磅礡の氣質を得る者は、山河と為り、巨體の物と為る。游散纖細の氣質を得る者は、蠛蠓蚊蟻蠢動の蟲と為り、苔蘚萍蓬藂蔇の草と為る。

現代語訳

渾然として満ちあふれる気質を得たものは、山や河となり、大きな体の物となります。散り漂って細かい気質を得たものは、ぬかかや蚊や蟻のうごめく虫となり、苔や蘚や浮草や蓬や叢生の草となります。

解説

前の段に続けて、大きさの違いを気質で説明します。渾然と満ちた気質からは山河と大きな生き物が、散り漂う細かい気質からは小さな虫と草が生まれる。同じ材料の粗密で、規模の差が生じるという考え方です。大小を価値ではなく成り立ちの違いとして扱っており、物理篇らしい観察の整理になっています。大小を価値ではなく、成り立ちの違いとして扱います。同じ材料の粗密で、規模の差が生じるという考えです。

この章句が説くこと

気質粗密山河微小規模

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