呻吟語 / 内篇・修身・氣質の病は小、心術の病は大
氣質之病小,心術之病大。
新字:気質之病小,心術之病大。
書き下し
氣質の病は小さく、心術の病は大なり。
現代語訳
生まれつきの性質から来る病は小さく、心の持ち方から来る病は大きいのです。
解説
生まれつきの短気や鈍さは、たしかに厄介ですが小さいと言います。大きいのは心の持ち方の病で、こちらは自分で選んだものだからでしょう。気質は直しにくいが害は限られ、心術は選べるぶん害が深い。人を見るときも自分を見るときも、性格の当たりはずれより心の向きを見よという指示になります。わずか十字ほどで、責めるべき場所を指し示した一段です。
この章句が説くこと
気質心術軽重性格心
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