呻吟語 / 外篇・物理・和氣薰蒸して祥瑞生ず
民安物阜,四海清寧,和氣薰蒸,而樣瑞生焉,此至治之符也。
新字:民安物阜,四海清寧,和気薫蒸,而様瑞生焉,此至治之符也。
書き下し
民安く物阜かに、四海清寧にして、和氣薰蒸して、祥瑞生ず。此れ至治の符なり。
現代語訳
民が安らぎ物が豊かで、四海が清く静かで、和やかな気が立ち上って、めでたい兆しが生まれます。これが至って治まった証しです。
解説
前の段の根本を、具体的に示します。民の安らぎ、物の豊かさ、四海の静けさ。そこから和やかな気が立ち上り、祥瑞が生まれるとされます。順序が要点で、祥瑞は結果であって原因ではありません。次の段で、この順序から導かれる結論が述べられます。めでたさを暮らしの状態に還元した、三段構成の中ほどにあたります。めでたさを、暮らしの状態に還元しています。
この章句が説くこと
民安物阜和気順序結果
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