呻吟語 / 外篇・人情・禍は不意の中に防ぐ
利算無餘處,禍防不意中。
新字:利算無余処,禍防不意中。
書き下し
利は餘り無き處に算へ、禍は不意の中に防ぐ。
現代語訳
利は余りの無いところまで数え、禍は思いがけないところで防ぎます。
解説
利と禍で、注意の向け方を分けます。利は余りが無いところまで、つまり厳密に計算する。禍は思いがけないところで防ぐ、つまり予想の外に備える。前者は精密さ、後者は幅の広さを求めています。得るものは細かく、失うものは広く見る。人情篇の締めくくりに置かれた、実務的な一句になっています。得るものは細かく、失うものは広く見るのです。人情篇の締めくくりに置かれた、実務的な一句です。
この章句が説くこと
利禍精密不意注意
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