導師導古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

孫子 / 九地篇

合於利而動,不合於利而止。

書き下し

利に合いて動き、利に合わずして止まる。

現代語訳

利にかなえば動き、利にかなわなければ止まる。

解説

わずか十字の行動原則である。動くか止まるかの基準を、利の一点に置いている。感情でも面子でも勢いでもない。前後の文脈では、敵の大軍が攻めてくる場合の対処が語られており、その中でこの原則が置かれる。危機の場面でこそ、判断基準を単純に保てという含みがある。単純だが、守るのは難しい。始めた以上は続けたい、ここで止めたら格好がつかない、これまでの投資が無駄になる。どれも利とは無関係の理由だ。孫子はそれらを一切認めていない。とくに後半の不合於利而止が重い。止まることを、動くことと同格の選択肢として置いている。多くの人にとって、止まるは失敗の同義語になっている。止まることが選べるかどうかで、判断の質は大きく変わる。

この章句が説くこと

心理戦利感情進退基準混乱

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る