呻吟語 / 外篇・人情・心は二三を怕れ、情は一を怕る
心怕二三,情怕一。
書き下し
心は二三を怕れ、情は一を怕る。
現代語訳
心は二つ三つになることを恐れ、情は一つに定まることを恐れます。
解説
心と情に、正反対の危険を割り当てます。心は分かれることを恐れ、情は一つに固まることを恐れる。心が定まらなければ何も成らず、情が一点に凝れば溺れます。同じ人の内側で、求められる状態が逆になっているわけです。十数字ですが、内面の二つの働きを見分ける物差しとして使える一段になっています。内面の二つの働きを、見分ける物差しになります。心が分かれれば何も成らず、情が凝れば溺れます。
この章句が説くこと
心情二三一逆
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