呻吟語 / 外篇・治道・襄垣懸署の楹帖
襄垣懸署楹帖:「百姓有知,願教竹頭生筍;三堂無事,任從門外張羅。」
新字:襄垣懸署楹帖:「百姓有知,願教竹頭生筍;三堂無事,任従門外張羅。」
書き下し
襄垣懸署の楹帖。「百姓知る有らば、願はくは竹頭をして筍を生ぜしめん。三堂事無くんば、門外の張羅に任從せん」。
現代語訳
襄垣県の役所の柱の対句。民に知るところがあれば、竹の先から筍を生えさせたい。三つの堂に事が無ければ、門の外に網を張るのに任せよう。
解説
自分が務めた襄垣県の役所に掲げた対句です。上は民の成長を願う句で、竹の先から筍を生やすという不可能に近い像に、教化への意欲が込められています。下は訴訟が無い状態の喩えで、門前に雀を捕る網が張れるほど閑散としてよいということです。忙しさではなく静けさを理想に置いた、役所の対句になっています。忙しさではなく、静けさを理想に置いた対句です。
この章句が説くこと
楹帖襄垣筍無事静けさ
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