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呻吟語 / 外篇・治道・霹靂手段に非ずんば

把天地間真實道理作虛套子幹,把世間虛套子作實事幹,吁!所從來久矣。非霹靂手段,變此錮習不得。

新字:把天地間真実道理作虚套子幹,把世間虚套子作実事幹,吁!所従来久矣。非霹靂手段,変此錮習不得。

書き下し

天地間の真實の道理を把りて虛套子と作して幹し、世間の虛套子を把りて實事と作して幹す。吁、從り來たる所久し。霹靂手段に非ずんば、此の錮習を變じ得ず。

現代語訳

天地の間の本当の道理を空虚な型として扱い、世間の空虚な型を本当の事として扱います。ああ、その由来は古い。雷のような手段でなければ、この凝り固まった習いを変えられません。

解説

本物と型が入れ替わっている状態を、一句で示します。本当の道理が形式として流され、形式のほうが本物として真剣に扱われる。そして由来が古いと断られます。長く続いたから、もはや誰も逆だと気づきません。だから雷のような手段が要るとされます。じわじわ直せないほど固まっているという判断で、強い手を正当化する理由になっています。

この章句が説くこと

本物形式逆転錮習霹靂

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