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呻吟語 / 外篇・治道・位三公に至ると雖も

未到手時,嫌於出位而不敢學;既到手時,迫於應酬而不及學。一世業官苟且,只於虛套搪塞,竟不嚼真味,竟不見成功。雖位至三公,點檢真足愧汗。學者思之。

新字:未到手時,嫌於出位而不敢学;既到手時,迫於応酬而不及学。一世業官苟且,只於虚套搪塞,竟不嚼真味,竟不見成功。雖位至三公,点検真足愧汗。学者思之。

書き下し

未だ手に到らざる時は、位を出づるを嫌ひて敢へて學ばず。既に手に到る時は、應酬に迫られて學ぶに及ばず。一世業官苟且にして、只だ虛套に於て搪塞し、竟に真味を嚼まず、竟に成功を見ず。位三公に至ると雖も、點檢すれば真に愧汗するに足る。學ぶ者之を思へ。

現代語訳

まだ手が届かないうちは、分を越えるのを嫌って学ぼうとしません。すでに手が届いたときは、応対に追われて学ぶ余裕がありません。生涯官を務めても間に合わせで、ただ形だけで取り繕い、ついに本当の味を噛まず、ついに成果を見ません。位が三公に至っても、点検すれば本当に恥じて汗が出るはずです。学ぶ者はこれを思いなさい。

解説

学べない理由を、時期ごとに二つ挙げます。前は分を越えるのを嫌い、後は忙しくて余裕がない。どちらももっともらしいので、結局いつまでも学びません。そして生涯が間に合わせで終わる。位が三公に至ってもです。位の高さが中身を保証しないという指摘で、前に出てきた、学ぶことと仕えることが切り離されたという段と繋がります。

この章句が説くこと

学ぶ時期遠慮多忙間に合わせ

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