呻吟語 / 外篇・治道・順命して受く
君子之事君也,道則直身而行,禮則鞠躬而盡,誠則開心而獻,禍福榮辱則順命而受。
新字:君子之事君也,道則直身而行,礼則鞠躬而尽,誠則開心而献,禍福栄辱則順命而受。
書き下し
君子の君に事ふるや、道は則ち身を直くして行ひ、禮は則ち躬を鞠して盡くし、誠は則ち心を開きて獻じ、禍福榮辱は則ち命に順ひて受く。
現代語訳
君子が君に仕えるときは、道は身をまっすぐにして行い、礼は身を屈めて尽くし、誠は心を開いて捧げ、禍福と栄辱は命に順って受けます。
解説
仕える際の四つの場面に、それぞれ姿勢を割り当てます。道ではまっすぐ、礼では身を屈め、誠では心を開き、禍福では順って受ける。まっすぐと屈めるが同居しているのが要点で、場面が違うからです。そして最後の禍福栄辱だけが、自分で決めない領域として置かれます。前に出てきた、栄辱は君に愛憎は人に進退は我にという段と対応しています。
この章句が説くこと
事君道礼誠姿勢場面順命
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