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呻吟語 / 内篇・應務・處事の道

君子處事主之以鎮靜有主之心,運之以圓活不拘之用,養之以從容敦大之度,循之以推行有漸之序,待之以序盡必至之效,又未嘗有心勤效遠之悔。今人臨事,才去安排,又不耐躊腸,草率含糊,與事拂亂,豈無幸成?競不成個處事之道。

新字:君子処事主之以鎮静有主之心,運之以円活不拘之用,養之以従容敦大之度,循之以推行有漸之序,待之以序尽必至之効,又未嘗有心勤効遠之悔。今人臨事,才去安排,又不耐躊腸,草率含糊,与事払乱,豈無幸成?競不成個処事之道。

書き下し

君子の事に處するは、之を主とするに鎮靜有主の心を以てし、之を運らすに圓活不拘の用を以てし、之を養ふに從容敦大の度を以てし、之に循ふに推行有漸の序を以てし、之を待つに序盡必至の效を以てす。又た未だ嘗て心を勤めて效遠きの悔有らず。今人事に臨み、才かに安排し去りて、又た躊腸に耐へず、草率含糊にして、事と拂亂す。豈に幸成無からんや。競に處事の道を成さず。

現代語訳

君子が事に処するのは、鎮まって主の定まった心を主とし、円やかで拘らない働きで運らし、ゆったりと厚く大きな度量で養い、順を追って推し進める順序に従い、順を尽くせば必ず至るという効きめを待つことです。そして心を尽くしたのに効きが遠いと悔やむことがありません。今の人は事に臨んで、少し段取りをしたかと思うと、待つ腹が持たず、粗雑で曖昧なまま事と食い違います。まぐれ当たりが無いわけではありませんが、結局は事に処する道になりません。

解説

處事の道を五つの要素で組み立てます。鎮まった心、拘らない働き、大きな度量、順を追う手順、そして待つこと。最後の待つが最も難しく、今の人はここで崩れると言います。段取りをしても待てずに粗雑になる。効きが出るまでの時間に耐えられるかどうかが分かれ目だという構成になっています。効きが出るまでの時間に耐えられるかが、分かれ目です。

この章句が説くこと

処事鎮静順序待つ粗雑

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