呻吟語 / 外篇・治道・官を做すは好しと說かば
世上沒個好做底官,雖抱關之吏,也須夜行早起,方為稱職。才說做官好,便不是做官的人。
新字:世上没個好做底官,雖抱関之吏,也須夜行早起,方為称職。才説做官好,便不是做官的人。
書き下し
世上に個の好く做す底の官沒し。抱關の吏と雖も、也た須らく夜行き早く起くべし。方めて稱職と為す。才かに官を做すは好しと說かば、便ち是れ官を做すの人に非ず。
現代語訳
世の中に楽にやれる官はありません。門番の役人でさえ、夜も出て早く起きなければなりません。それでようやく職にかなうと言えます。少しでも官は良いものだと言うなら、それは官をやる人ではありません。
解説
どんな官職にも楽が無いことを、門番を例に示します。最も低い役でさえ夜も出て早く起きる必要があります。そして判定が置かれます。官は良いものだと言った時点で、その人は官をやる人ではない。官職を得にすると考えるかどうかで、資格が決まるという構図です。前に出てきた、官をやるのはすべて苦しい事だという段の言い直しになっています。
この章句が説くこと
官楽門番資格判定
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