呻吟語 / 外篇・治道・井田・學校は萬世廢す可からず
三代之法,井田、學校,萬世不可廢。世官、封建,廢之已晚矣。此難與不思者道。
新字:三代之法,井田、学校,万世不可廃。世官、封建,廃之已晩矣。此難与不思者道。
書き下し
三代の法は、井田・學校は萬世廢す可からず。世官・封建は、之を廢するも已に晚し。此れ思はざる者と道ひ難し。
現代語訳
三代の法のうち、井田と学校は万世にわたって廃してはなりません。世襲の官と封建は、廃するのがすでに遅すぎました。これは考えない者とは語りにくい。
解説
三代の制度を四つ挙げ、二つに分けます。井田と学校は永久に残すべきで、世襲の官と封建は廃するのが遅すぎた。古代の制度を一括りに尊ばず、選り分けているのが要点です。残すべきは暮らしの基盤と人を育てる仕組み、捨てるべきは身分を固定する仕組み。前に出てきた、郡県は定まりの無い封建だという段と合わせると、判断の筋が見えます。
この章句が説くこと
井田学校世官封建選り分け
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