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呻吟語 / 外篇・治道・生殺の外に示す無し

其次示賞罰。其次示生殺,使不敢不然。蓋至於示生殺,而御世之術窮矣。叔季之世,自生殺之外無示也。悲夫!

書き下し

其の次は賞罰を示す。其の次は生殺を示して、敢へて然らざらざらしむ。蓋し生殺を示すに至りて、世を御するの術窮まれり。叔季の世は、生殺より外に示す無きなり。悲しいかな。

現代語訳

その次は賞罰を示します。その次は生殺を示して、そうしないわけにいかなくさせます。生殺を示すところまで来れば、世を御する術は窮まります。末の世は、生殺のほかに示すものがありません。悲しいことです。

解説

前の段に続けて、最下の二段を示します。賞罰、そして生殺。生殺まで来れば術は窮まったと言われます。もう次がないからです。そして末の世には、それしか残っていないと嘆かれます。八段の順位が示されたことで、今どの段を使っているかが自分で測れる形になっています。上の段を使えない者が、下の段に頼るという構図です。
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この章句が説くこと

賞罰生殺窮まる末世八段

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