呻吟語 / 外篇・治道・平なる者は聖人の公なり
法至於平靜矣,君子又加之以恕。乃知平者,聖人之公也。
新字:法至於平静矣,君子又加之以恕。乃知平者,聖人之公也。
書き下し
法平靜に至れり。君子又た之に加ふるに恕を以てす。乃ち知る、平なる者は、聖人の公なり。
現代語訳
法が平らかで静かなところまで至りました。君子はさらにそこに恕を加えます。そこで知られます。平らかであることは、聖人の公です。
解説
法が平らかで静かであることを、到達点としません。君子はそこにさらに恕を加えます。そして平らかさは公だと定義されます。公は正しさですが、それだけでは冷たい。次の段で恕が仁だとされ、二つが揃って初めて完成する構図が示されます。法の運用に、公正さとは別の徳が要るという主張で、二段続きの前半にあたります。公正さの上に、もう一段が要るという構えです。
この章句が説くこと
法平公恕上乗せ
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