呻吟語 / 外篇・治道・民を足すは王政の大本
足民,王政之大本。百姓足,萬政舉;百姓不足,萬政廢。
新字:足民,王政之大本。百姓足,万政舉;百姓不足,万政廃。
書き下し
民を足すは、王政の大本なり。百姓足れば、萬政舉がる。百姓足らざれば、萬政廢る。
現代語訳
民を足りさせることは、王の政治の大本です。民が足りていれば、あらゆる政治が立ち上がります。民が足りていなければ、あらゆる政治が廃れます。
解説
民の暮らしが足りることを、政治の大本に置きます。他の施策の前提だということです。足りていればあらゆる政が立ち、足りていなければあらゆる政が廃れる。全か無かの書き方で、条件の絶対性が示されます。前に出てきた、盗みを止める本は教え養うことだという段とも直結しており、教化も治安も、まず足りることの上に乗ると分かります。
この章句が説くこと
足民大本前提万政絶対
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